川村壱馬さんの『SINCERE』を読んだオタク
おはこんばんにちは
これでお話したと思うんですけど川村壱馬さんにめちゃくちゃ影響を受けたオタク…
6月23日発売の川村さんの1stフォトエッセイ『SINCERE』を読んでお気持ちが爆発したので以下より感想をつらつら述べます…
※ 以下より『SINCERE』本文についてのネタバレ注意!!
写真の感想
なにから話せばいいんだ…とりあえずお写真の感想を…
事前にいろいろなところで川村さんがおっしゃってたように本当にいろんな「川村壱馬」さんを見ることができてオタクは非常にうれしかったです。
というのも、川村さんに惹かれる理由の一つとして、「何にでもなれる」という可能性を感じることができるからです。
プリレジェの京極竜やザワの花岡楓士雄を見てふり幅がすごい!!!!と驚愕したのは記憶に新しいです。
そんな川村さんだからこそ、「この人なら何にでもなれるのではないか」と思って、いつしか「川村さんの色んな姿が見たい…」と思うようになりました。
そういう意味で、このフォトエッセイの写真たちは私がまさに望んでいたもの、「いろいろな川村壱馬さん」を見ることができる最高の本でした。
本当にお衣装ごとに全然印象が違う…
印象は違うものの、川村さんの持つ不思議な「目」の魅力が「あ、川村さんだ」と思わせてくれるのがめちゃ素敵…
なんなんでしょうね…芯の強さとか力強さが瞳に宿っているようなイメージ…
あとすごいなあと思うのは、少し瞼が伏せられただけで柳のようなまつ毛が影を作ってものすごくアンニュイな雰囲気を醸し出すんですよね…しかしその奥にある真っ黒な瞳は真っすぐ見ている者たちを見据えている感じ……(ポエミィなオタク)
例えばなんですけど、白いシャツにサスペンダーのお写真。夕焼けをバックに撮っている物(髪切ったあとのやつ)と椅子に座ってモノクロに撮られている(髪切ってるやつ)2種類
前者がまっすぐこっちを見ているような感じで後者がアンニュイな感じ…違う衣装がたくさん出てくる本書ですが同じ衣装でここまで印象を変えることができるっていうのも見ててめちゃくちゃ感動しました
あと煙草のお写真には滅茶苦茶びっくりしました!!そういうのもできるんだ~~!!!!!???と…
あんまし煙草のイメージ無かったので本当に驚きましたが「そういうのもアリ」だと思わせる表情…たたずまい…かっこいい…
かと思えば次のカットではカチッとした格好でピアノと戯れるお姿…これもまたいい…あとグラスを持っているところ…ここの一連の大人っぽい感じの写真たちめちゃ好きです…いろんな大人像が見れて楽しいです…
あとやっぱ好きなのはあのチャイナ服みたいな全身真っ黒の衣装のお写真です…
雄大な自然を背景に真っ黒いたっぷりとした布が揺らめいているのが超かっこいい…異星から降り立った別世界の生き物みたいな神秘さを感じます!!神々しい!!本当に黒がよくお似合いだ…
しかしその次のお衣装はロック好きな少年!もしくは青年!みたいな感じがして本当にギャップがすごいな?!?!と思いました。スタイリングで印象をがらりと変えることができる…好きだ…
エッセイの感想
エッセイは泣いたり尊敬の念を改めて強めたり自分のこと思い返して胸が熱くなったりして大変でした…ほんとうにかっこよすぎる…
まずなによりご家族が素敵だなあと思って、ああこういう親御さんのもとで育って今の川村さんの基盤があるのかあって思うとめっちゃ素敵!!!!!!納得!!!!って思いました
あとこう、読んでいて川村さんは自分を大事にすると同時に、周りの人を本当に大事にされているんだなあというのが伝わってきて、そしてそんな川村さんだからこそ、素敵な人が周囲に集まってくるんだろうなと思いました。そういうポジティブな連鎖が作れる力って本当にすごいと思います…
私もそういう人になりたい…
それから川村さんの音楽のルーツが80~90年代の欧米ロックと知ってめちゃくちゃ興奮しました!!勝手にブラックミュージックがルーツかなと思ってたんですけど、ロック!!何聴いていたんですか川村さん!!履修したいです!!!!
それから歌声に関してSHOKICHIさんとのエピソードがあるのにもびっくりしました。あんまし絡みのあるイメージなかったのでめちゃ驚きました…個人的にSHOKICHIさん好きなのでなんか嬉しかったです。
あと激アツなのが「願えば叶う」のあたり…いやもう運命じゃん…っておもって…ほんとすげえや…
後本当にこのお方は「自分」というものを強く持っていてかっこいいなと改めて思いました。
川村さんを応援するようになってから、川村さんの考え方に触発されて「自分とは何か」「自分の意志とは」とかいろんなこと考えてきました。未だにわからない部分は多いですが、自分が嫌いだったころより自分を冷静に見れている気がするし、自分を好きになってきた、というか受け入れられるようになってきたなというのを感じています。
隙自語なんですが、これまでずっと「自分は自分でいいんだ」という意識がなかったというか、どうにも周りとずれている気がして、馴染めないな、とか馴染めない私はダメなんだ、とかそんなことを考えていました。家庭環境とか自分の生まれとか性格とか要因は色々です。
就活のときが一番ひどくて、周りの人が当たり前にできてることが私には全然できない…楽しくもないしめちゃめちゃ緊張しているのに明るくはきはき笑顔でしゃべることなんてできないし、グループディスカッションではマウントの取り合いみたいなギラギラした空気が苦手でうまく発言できないし…皆みたいにうまく志望理由作って喋れないし…なんかもう、あれ、こんなに私って駄目だったんだ…なんか本当にだめかもしれない…先が見えない…とか思ってた…ん…ですよ…甘えかもしれませんが…
でも学年はひとつ違うけど、同じ1997年に生まれた川村さんの、自分を強く持っている姿を見て、私と同じくらいの年月を生きているのに、どうしてこうも違うんだろう、どうやったらあんな風になれるんだろうってちょっとの悔しさととてつもない尊敬の念を抱いて、「私もこんな風になれるかな」って思ったんですね…
そこから段々、「なんだか馴染めないな」ということに悩んできたけど、それがどうした。周りと同じでもつまらないじゃないか、とか、そもそも「普通」ってなんだ?そんなもの人それぞれじゃないか、とか思えるようになってきて「あ、別に馴染める馴染めないとか気にしなくていいんじゃん」「馴染めないところに馴染む必要もないし」「自分がいいなと思える環境に身を置けばいいんじゃん」って思えるようになりました。
今にして思えば就活がクソほど向いてなかったんですよねきっと…(そう思うことにしている)選んでた会社もたぶんことごとく自分に合ってなかった…もっと自分に合ったスタイルで仕事を探すべき、というか将来のことを考えてたらなあって後悔してます
多分もっと自分にあった仕事の探し方や仕事はあったんだろうと思うんですが、「みんながこうしてるから」というのに流されすぎていました…もっと考えて私…
なんかそう考えるようになってから、随分気が楽になったし、「私ってこういう人なのかな」とか「実はこうなのかも?」とだんだん自分を客観視できるようになってきました。
そうやって客観視が徐々にできるようになっていく中で、「じゃあもしかしたら私はこういこうとがしたいのかもしれない」「こういうことに向いているのかもしれない」というのが徐々に、徐々に見えてきた感じがして、「なんだ私生きててもいいじゃん」って思えるようになりました。大げさかもしれないですけど…
死にたいとか思ったことはないんですけど、生まれた意味ってあんの?と思ってたので…
それまでは「こういうのやりたい!」と思っても、すぐに卑屈な私がやってきて「あんたがやってどうすんの」ってすぐ諦めてたんですけど、今では「私がやりたいからやるんだもん!!」って考えになりました。
そして「自分がやりたい」って強く思うからこそ、人は努力ができるし、それを続けていれば徐々に自分の力を高めていけるんだなあって気づいてすごいなんか…可能性…無限大じゃん…やれば何でもできるんじゃないかって…
幸せじゃん…って…思えるように…なったんですよ…川村さん…あなたのおかげです…
あと自我を得てからというもの、人に、特に父に「本音」を話すことができるようになりました。私は父をめちゃくちゃ尊敬しているんですが、なんでかっていうとめっちゃ頭良いし努力してきた人だし視野が広くていろんな世界を知っているからです。
でもだからこそそんな父のことを畏れていたし、父の言うことは私なんかより絶対正しい、と思い込んでいたのです。父はそんなこと思ってなかったでしょうが。
それで、なんか知らないけど無意識のうちに父の言うことが絶対、私が間違ってる、って思いこんでたものですから、父の考えに沿うようなことばかり言ってました。
でも自我を得てから、そんなことはない、父は父の経験から得た考え方をもとにいち意見を言ってくれているだけであって、私は私の経験と考え方をもとに話をしていいんだって思えるようになりました。私はこう思っている、と伝えてもいいんだと。ていうか伝えないと何も始まらない。
なんか他人に対して「なんで察してくれないの」とか思っちゃってた人間なんですけど言わなきゃ伝わらないし、言うためには自分の意見をちゃんと持ってる必要がある、そして意見を持つためには「自分」をしっかり持っていたほうがいいなって思いました。
これは人それぞれだと思いますが、少なくとも私はそう思います。
めっちゃ…考え方が変わっている…
川村さんは事前のインタビューとかで「これを読んだ人に良い影響を与えられたら」(うろ覚え)っておっしゃってましたが、『SINCERE』の一読者として、ここに大声で言いたいです…
川村壱馬さん!!!私はあなたから良い影響を受けました!!!ありがとうございます!!!
本当に、私の人生のなかのすごいタイミングで、同年代のこんなに輝いている人を知れて幸せだなと思います。
参考までに去年の6/23の私のツイート
どうしたら異物じゃなくなる────
— たましろ (@tamasiro10) June 22, 2019
頼られるとアッ!存在してていいんだ!って思えるから断れない🤦♀️バイト断れない🤦♀️🤦♀️🤦♀️
— たましろ (@tamasiro10) June 22, 2019
でもバイト入れてもらえない恐怖を知っているから断れない………私は使える人間って証明しないといけない…………
— たましろ (@tamasiro10) June 22, 2019
いや別人すぎてわらう
今のちょっとずつ前向きになっている私と、かつての超後ろ向きな私との違いって、川村さんを知ったか知ってないかの違いなんですね。それだけでここまで人は変われるのだから面白いなって思えるし、人間って尊いなって思います。
また、考え方が変わってから、それまでの自分が好きだったもの(音楽や映画やアニメやらもろもろ)の観方も変わってきて、より好きになることができました。本当に楽しいです。
もちろん自我を得たら得たで、それなりの悩みも生まれてきて、それとどう向き合おうかというのが新たな課題として出てきましたが…
本文で語られていたTHE RAMPAGEの可能性、固定観念とかそういうものをぶっ壊す。暴れ回る。そういったRAMPEGEの概念が、コンセプトが私は大好きです。
少なくとも私は、川村さん、そしてRAMPAGEによって自分の中にあった固定観念をぶっ壊すことができて、自分のことを大事にしようと思えるようになりました。
以前の私のように、自分というものがなくて悩んでいる人ってきっとほかにもいるんじゃないかと思います。そんな人たちにとってRAMPAGEが光になれるように、もっと輝きを増して、その光が多くの人に届きますように…!!これからも応援していこうと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました!!
ご本人に届くかはわかりませんが、一読者として、めっちゃ良い影響を与えてもらったよっていうのを伝えたくて書きました。ほんとうに素敵なフォトエッセイでした。宝物にする…